「Industry Pulse」で読み解くデジタルマーケティングの最新トレンド(後編)

2018年11月から12月にかけて、IASではアメリカとイギリスのデジタル業界で活躍するプロフェッショナルを対象とした意識調査を行いました。Industry Pulseと題された調査レポートでは、900名以上から寄せられた回答をもとに、ブランド、広告主、パブリッシャーそれぞれの立ち位置から見たデジタル広告業界の「見立て」を知ることができます。IAS Insider JapanではこのIndustry Pulseに注目して、前後編の2回に渡ってデジタルマーケティングの最新トレンドを読み解いていきます。

自社サイトで不正インプレッションを発見したら取るべき4つの行動

自社サイトで不正なトラフィックを発見してしまったら?!
無効トラフィックは広告主との信頼を傷つけ、パブリッシャーと広告主に実質的な損害を及ぼします。IASは、デジタル広告のエコシステムから金銭をかすめ取ろうとする不正業者の不正の手口や最新のマルウェアを解析するアドフラウド対策の専門チーム Threat Lab を組織しています。Threat Lab のメンバーに聞いた、自社サイトで不正トラフィックを発見した際に取るべき対応をチェックリストにまとめました。

「Industry Pulse」で読み解くデジタルマーケティングの最新トレンド(前編)

2018年11月から12月にかけて、IASではアメリカとイギリスのデジタル業界で活躍するプロフェッショナルを対象とした意識調査を行いました。Industry Pulseと題された調査レポートでは、900名以上から寄せられた回答をもとに、ブランド、広告主、パブリッシャーそれぞれの立ち位置から見たデジタル広告業界の「見立て」を知ることができます。IAS Insider JapanではこのIndustry Pulseに注目して、前後編の2回に渡ってデジタルマーケティングの最新トレンドを読み解いていきます。

ビューアビリティが最初の1歩にすぎない理由

「ビューアビリティのプレビッド ターゲティングを設定し、不正インプレッションをブロックしたので、ビューアビリティが向上しました。」
おめでとうございます!あなたのデジタル広告費は効率的に消費されましたね!

―― 今のデジタル広告を取り巻く複雑な環境は、残念ながらそんなシンプルな話では許してくれません。

導入事例:日本マイクロソフト×カラ・ジャパン

「Surface」のコンシューマー向けデジタルキャンペーンを統括する日本マイクロソフトの小池浩氏は、デジタル広告のパフォーマンス向上のため、メディアエージェンシーであるカラ・ジャパンとともにIAS のアドベリフィケーションを積極的に活用。直近では、朝日新聞デジタルおよび東洋経済オンラインの広告在庫の中でもビューアビリティの高い広告枠のみを買い付ける「ビューアブルインプレッション広告取引」を実施した。

日本マイクロソフト社内に向けてはアドベリフィケーションの啓発活動も行うという小池氏と、支援するカラ・ジャパンの横田氏・青木氏に、これまでの取り組み状況や、これから期待することについて聞いた。

AI・機械学習 vs 広告不正の闘い

過去数年のニュース見出しを眺めてみると、AIが私たちの生活の隅々にまで影響を及ぼしていることを実感せざる得ません。書かれた文章や人が話す言葉を理解し、私たちが置かれている環境を知覚する機械はもはや珍しくもなく、バーチャルやリアルの世界のあちこちでロボットが活躍し、私たちのコミュニケーションや仕事のありかたまで変えてきています。自動運転はもはや夢物語ではなく、すぐそこにある現実です。デジタルマーケターにとっても、この流れは決して他人事ではありません。映画『ターミネーター』を想起させるような「機械の勃興」を煽る記事を読みながらも、私たちはいまだにこの破壊的なテクノロジーとどう向き合うべきか、答えを出せていません。

IASはGoogle Measurement Partnerです

IASは、デジタル・エコシステムに透明性をもたらし、企業やブランドのデジタル投資を守り、ブランド価値を成長させるサポートを提供できるパートナーとなることをゴールの一つに掲げて活動しています。デジタルインプレッションを正確に計測することは、デジタルエコシステムの透明性の基本中の基本です。

IASは2018年7月より、Google Measurement Programのブランドセーフティとビューアビリティの両分野において優先パートナーに選出されており、Googleが私たちと同じゴールを共有していること、私たちの技術と取り組みを評価したことは、業界全体にとっても意味のあることだと自負しています。

そろそろ白黒つけようじゃないか

アドフラウド/不正インプレッションとの戦いは、モグラ叩きです。不正業者たちは日々技術を進歩させ、より洗練された不正の手法を編み出していて、デジタルマーケターにとってこれは頭痛の種です。不正業者たちの進歩に遅れをとることなく、先手を打って不正対策のテクノロジーを進化させることが非常に重要です。これまで有効だった不正対策が不正業者に遅れをとってしまい、広告キャンペーンに投下される費用を無駄に浪費し、消費者にリーチできない状況をもたらしてしまうこともあります。デジタル業界にとって、対策技術を進化させることが、不正と戦う上で最も重要なのです。
ブラックリスト、ホワイトリストではなぜ不十分なのか?解説します。

アドフラウド、ビューアビリティ、ブランドセーフティはどうなる?2019年のデジタルトレンド予測

デジタルマーケティングを生業にする人にとって、2018年は変化の年でした。2019年に私たちが注目していることはなんでしょう?業界が直面する大きなテーマ、チャンス、そして課題について、我々が注目しているトピックスをご紹介します。
ブランドセーフティ、プログラマティック、サプライチェーンの透明性、ビューアビリティ、そしてアドフラウドなど、アドベリフィケーションベンダーの目線でトレンドを予測します。

Open Measurement SDKで大規模なモバイルの広告検証が可能に

IAB Tech Labは本日、Open Measurement SDKのリリースを発表しました。OM SDKは、IAB Tech Labが提供する広告のビューアビリティ計測用のSDKで、複数のベンダーのビューアビリティー計測を1つのSDKで管理・運用できます。これは2017年に発表された、IASが独自に開発したモバイルアプリ計測用のSDKをIABに無償提供しオープンソース化するというニュースの続報で、βテストを経てOM SDKが正式にリリースされたことを意味します。

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