アドフラウドと戦う業界横断のイニシアチブ「TAG」

IAS は TAG のアドフラウド、著作権侵害、ブランドセーフティ認証を更新しました

2021年03月22日 By IAS Japan Team

2021年3月、IAS は Trustworthy Accountability Group(TAG)による認証監査手続きを終了し、「Certified Against Fraud(アドフラウド対策認証)」、「Certified Against Piracy(著作権侵害対策認証)」、「Brand Safety Certified(ブランドセーフティ認証)」の認証が更新されました。

アドベリフィケーションベンダーは、第三者的な立場から公平で信頼できるデータを提供することが求められています。TAG の認定プログラムは、犯罪行為やブランドセーフティに関するグローバル標準の認定プログラムで、アドベリベンダーをさらに第三者的な立場から検証・認定するものです。

Trustworthy Accountability Group (TAG) とは

TAG は、2015年に結成されたアメリカの広告業界団体です。増加するアドフラウドに対し、業界横断で対抗するため全米広告業協会(4A)、全米広告主協会(ANA)、インターネット広告協会(IAB)によって立ち上げられました。現在では世界的な広告主ブランド、代理店、パブリッシャー、そしてアドテクベンダーなど、600名以上の会員がこの取り組みに参加しています。

TAG は下に挙げた3つの認証に「Certified Against Malware(マルウェア対策認証)」をあわせた4つの認証を実施しています。

・Certified Against Fraud(アドフラウド対策認証)

デジタル広告のサプライチェーンにおけるアドフラウドや不正トラフィックに対し、TAGが定めるガイドラインを遵守し、基準を満たす対策を実施している企業を認定するプログラムです。The 614 Group が2019年に実施したTAG Fraud Benchmark Study では、デジタル広告に TAG認証を受けた配信チャネルを使用することで、2,010億以上のディスプレイ、動画、モバイルインプレッションのIVT率が1.41%に削減され、業界平均と比較して88%以上もフラウド率が低下したという実績があります。

・Brand Safety Certified(ブランドセーフティ認証)

あらゆる種類のデジタルメディアにおけるブランド毀損リスクを軽減し、ブランドセーフティを確保し、デジタル広告の安全性を高めることを目的とした認証プログラムです。バイサイドには高い透明性と選択肢を提供することで広告予算の適切な投資を、セルサイドにはブランドセーフティのフレームワークを示して広告価値の向上の実現をそれぞれサポートします。

・Certified Against Piracy(著作権侵害対策認証)

Certified Against Piracy Program は、海賊版コンテンツや偽造品の流通を助長するウェブサイトやその他のメディア等への広告掲載によってブランド価値が棄損されることに対し、広告主や代理店が回避できるように支援することを目的とした取り組みです。デジタル広告のバイサイド、セルサイドはともに Certified Against Piracy 認定プロバイダーを選ぶことで、こうしたリスクを回避することができます。

 

認定を受けたソリューションや企業を選ぼう

アドフラウド対策ベンダーの選び方」でも、MRCの基準を満たした不正インプレッション検出に対応していることを選定基準の一つとして挙げました。

アドフラウド対策とひとことで言っても、その内容は様々です。単純な除外リスト・配信リスト(いわゆるブラックリスト・ホワイトリスト)を「アドベリフィケーション対策」とうたっているものもあります。(残念ながらこうしたリスト対策ではアドフラウドはもちろん、ブランドセーフティやビューアビリティといった問題には対処しきれません。それどころかかえってブランドリスクやビューアビリティを悪化させる場合もあります。)

TAG 認定を受けている企業は、こちらのページから検索することができます。

また、アドフラウドの理解を深めておくことも重要です。どういった対策が必要なのかを理解できれば、実効性の高いソリューションを選ぶことができます。アドフラウドについて詳しく知りたい方は、無料でダウンロードできるアドフラウドの解説書「アドフラウド解体新書」もぜひ参考にしてみてください。

 

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